経営についてのこだわり
私たちの経営は、常に人を機軸として進みます。
しかし、それで本当に経営が成り立つのか疑問に思う方もおられるかもしれません。
私たちは全く数字を見ないのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
ではどのようにそのバランスを取っているのかについてご説明いたします。
経営者の役割
経営者は、自社の進むべき道筋を決定付けると同時に、その事業できちんと利益を生み出す必要があります。
利益を生む事業を作るために徹底した調査や品質のチェック・向上は必要ですが、これをスムーズに進める方法の一つとして、各スタッフの能力を最大限引き出す、という点が挙げられます。
Cross&Crownでは、全員が自分の本当にやりたいと考える仕事を、楽しめる仕事をしています。
経営者はこうした環境を作ると同時に、必要な部分については様々なサポートを行い事業を効率的に進める手助けをします。
これは無駄をなくしコアに集中するために必要な事であり、そうすることで各スタッフは自分の本当にやりたいことに集中し、より突き詰めて物事を考え、品質を向上させていくことが出来るようになります。
利益がなければ継続は出来ない
重要な点ですが、利益がなければその事業を継続することは出来ません。
せっかく自分の望む仕事が出来て努力しているのに、利益が生まれないために撤退せざるを得ないとしたら、これは働くスタッフにとって大変残念なことです。
よって、単に「好きな仕事をする」というだけではなく、それが本当にお客様にとってきちんと利益をもたらすものかどうか、そしてそれは自社が突出した品質を生み出せるサービスなのかをきちんと検討すべきでしょう。
また「利益を削って安くする」という集客も避けるべきです。
コストが十分に低減でき、利益をきちんと確保することができるなら結果的に安価になることはあるかもしれません。
しかし、ただ安いだけならそれは実行すべきではありません。その事業を担当するスタッフとよく話し合い、「どうしてもやりたいと考える事業であるなら、良く考えられたサービス内容とすべきだ」ということを伝える必要があります。
これは、それぞれの事業やサービスの品質を高め、かつスタッフが長くその仕事に携わることが出来るようにするためです。
無借金経営
私たちは無借金経営を続けています。
資金効率を考えれば、確かに借入はその効率を高めるかもしれません。
しかし大きく経営環境が変わり得る現代にあって、私たちは資金ニーズを優先して経営をしなければならなくなった経営者を多く見ているのであり、これは私たちが望む姿ではありません。
私たちはこうしたことからも自由でありたいと考えています。
その自由の価値は、私たちにとって資金効率よりも重要です。
継続するということ
私たちは、大きな利益を得ることよりも長く事業を継続することに関心を持っています。
私たちの職場は、多くの意欲ある若者たちの学びの場であり、すべてのメンバーが常に新しいことを学んでいます。
それらをきちんと生かし、発展できる組織にするためにも事業の継続が必要です。
そしてたいていの場合多くの利益を得るよりも事業を継続することのほうが難しいものです。
それはお客様からの長期的な評価が求められるからであり、私たちは時代の移り変わりにかかわらず、お客様にとって価値ある存在でありたいと考えています。